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令和5年(第75回)書きぞめ展覧会に向けての練習が始まります

埼玉県の書きぞめ展覧会の語句が発表されています。お手本の販売は今年は11月1日とのこと。


小学3年生 しぜん

小学4年生 なの花

小学5年生 明るい声

小学6年生 緑の大地

中学1年生 書の文化

中学2年生 満天の星

中学3年生 豊かな感性


小学生は楷書、中学生は行書です。

昨年たっぷり練習して、あの特訓の大変さと書き上げた達成感、結果を待つ楽しみを知っている4年生5年生はすでに練習をスタートしました。3年生は書きぞめの道具セットが届いてからの練習開始になりますので11月中旬以降です。


 「量は質を凌駕する。」という言葉があります。

 人はどうしても楽をして上手になりたいと考えます。巷には「〇〇するだけで上達!」とか「たったこれだけで上手くなる!」というような、即効性のある方法が溢れていますが、私の経験上それで確かな技術を身につけた人を見たことがありません。

 プロに教わって、短い時間でも質の高い練習をすればいいじゃないかという人もいますが、やはり、質だけでは上達は見込めません。専門的な言葉で「量質転化の法則」と言って、量をこなすことで質が高まっていくという法則があるくらいです。

 これは書道に限らず、スポーツや勉強にも言えることです。

たくさんの時間をかけて練習しているのに上達が停滞しているときは特に、意味のない練習をしているのではないか?と不安になります。しかしその量は経験となって必ず上達につながります。日々の練習の滴が、ある一定の量に蓄積された時、コップの水が溢れ出すように成長を感じられる時が来ます。この、練習〜停滞〜練習〜上達の力=胆力を子供の頃に身につけることが習字教室の大きな目的と言えます。性格を変えることは難しいですが、物事に取り組む習慣としての胆力を身につけ、一生の財産として欲しいと思います。




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